排水負荷調査が杜撰なメーカー
排水処理設備導入計画の重要ポイントには、原水スペックを決めることがあります。
このスペックを見誤ると導入後、処理水質が不満足な結果になったり、ランニングコストが増加したりと問題が発生します。
本来、設計スペックはお客様から提示されますが、原水スペックのみの提示での設計では、上記のような問題が起こる可能性があります。
その要因として、お客様の排水の流し方や製造工場内での排水への意識、製造内容の変化の予測、季節変動、時間当たりの排水濃度変化等があり、それらを綿密に確認することが重要となります。しかし、一部のメーカーはこのような作業を排除し、なるべく経費をかけず提案しています。
当社は、設計スペックを決めるにあたり、お客様の立場に立って専門のスタッフがアドバイスを行いながら、失敗しない設計スペックをお客様と一緒に作り上げていきます。お客様からの設計スペックのみで提案するメーカー
設備導入後、トラブルが発生した場合、処理設備メーカーはお客様と一緒に対策を講じますが、設計スペックがお客様から提示されたもののみで設計し、受注されたメーカーは必ずと言っても過言ではないほど、設計スペックに問題があるとし、問題解決の対策より増設を進めるパターンが多いと思われます。
このことから設計スペックは各社綿密な調査を実施した後、お客様とスペックを構築することをお勧めします。省スペースをやたらと強調するメーカー
他社と競合した折、当社提案プランと設置スペースが大きく違い、結果お客様が選定されたものが小さい処理設備でした。2年後そのお客様を訪ね、新工場を訪問した際、「排水処理設備のトラブルが頻繁に起こり、増設計画を行っている」と言われ、あまりにも早い増設計画だったので、処理設備の図面を拝見したところ、安価にするがため当初より無理な設計を導入しておりました。それが原因で、当初の設計スペックにも達していない現状の負荷状況にもかかわらず、処理設備のトラブルを起こしておりました。
このことから安易に省スペースや安価のみを売りにするメーカーは注意が必要です。安価にするため設計スペックを変更せず
設計容量を減少させ提案するメーカー各社お客様の計画予算を超過したことで、設計変更の見直しを行った際、1社のみが同条件で各槽容量を減少させることで保証し、尚且つ安価にして受注されたメーカーがあり、その後は先の内容と同じで数年後には増設を余儀なくされ、当初予算をかなり大幅に超過したため計画担当者様が責任を取って退社されたことがありました。
設計変更に根拠のないメーカーは信用されないことをお勧めします。各メーカー提案内容を比較し、各槽容量が明らかに少ないメーカー
排水処理設備に共通して言えることは、大は小を兼ねると言うことです。
処理設備を安価にすることや省スペースにすることは重要ですが、過度に小さい処理設備は負荷変動に対応できません。
よって、各槽容量に不安を感じられたら、小さいよりは大きい方をお勧めします。問い合わせに対し自社の提案は問題ないと回答するメーカー
何でもかんでも「できます」と回答することはまずありません。
「できる」「できない」はしっかり根拠を確認し、ご納得されてから選考してください。ランニングコストに詳細根拠を示さないメーカー
予測ランニングコストは必ず根拠を確認してください。
過去の実績や計算式がなく数量だけ提示されるメーカーは注意です。
ランニングコストに保証はないといい加減な数値を提示されるメーカーが過去ありました。実績で同じ会社の増設実績が多いメーカー
設備導入計画にあたり各メーカーの実績をお客様は確認されると思います。
同じお客様で新設工事後数年で増設を行っているメーカーのほとんどが当初設計スペックの見誤りが原因です。
排水処理設備の増設は既設処理設備を設計・施工したメーカーが優先され、そのことで増設時はほぼ特命で増設設備を受注し、結果お客様は無駄な費用を浪費することになります。
お電話でのお問い合わせ
052-508-4201